学士会 若手の会でブロックチェーンについてプレゼンしてきた

突然なんですが僕は学士会という組織に入っています。

で、そこの若手の会という分科会みたいなところでやっているプレゼン会というイベントがあり、なんと僕がブロックチェーンをテーマにプレゼンをするということをしてきました。

もともとプレゼン会というのは月1土曜に開かれていて、持ち回りで会員が詳しかったり好きだったりする話題について発表するというものです。 なのですが、ブロックチェーンというテーマがホットだということで、特例で平日の夜に開いていただきました。 別にその筋の有名人というわけでもないのにそういうセッティングまでしていただいて恐縮です。。

著作権的にちょっとまずい部分があるんですが、↓が発表資料です。

人前で話すというのはもう修論の審査で15分くらいしか経験がなかったんですが、今回はなんと1時間。その後の懇親会でも結構話していたのでもう喉がぼろぼろです。

とはいえ危惧していたような言葉が出てこなくて沈黙が1分続いてしまうようなことはなく、自分で言うのもなんですが及第点ではなかったかなと。 もちろん気を使っている部分もあるだろうなとは思いつつも反応的には成功といえるかなという感じだったのでちょっと自信になりました。

今後も少しずつ会社とか組織じゃなく、自分の名前で活動していきたいなと思いました。

11/5-11/11のアンテナ

グーグル「Duplex」が浸透すれば、ボットと人の区別がつかない未来がやってくる

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先週インドの医療技術のところで書いた話ともちょっと関連していて、人間の時間スケールで動くものはスケールしないという話だと思う。

k5trismegistus.hatenablog.com

ただ、この場合問題となるのは電話を受ける側がそのスピードに対応できていないのに、かけるほうが一方的に機械を使えるという点である。 ちょっと前に公立図書館のWebサイトをスクレイピングしたらサーバーが弱くてサービスがダウンしてしまい、スクレイピングをした人が罪に問われたという例があったけれども、それに近い気がする。(あれは一応受ける側もコンピューターだからスケールする余地はあったのだが)

フラペチーノとマドレーヌ、カナダから来るYouTuber:「ミレニアルズとSNS」についての試論 & Twitterの出現、それは「アウェアネスの時代」の前触れだった:アフター『WIRED』の25年(4)2008-2013

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Twitterがこの定理をひっくり返した。投稿はごく短く、その代わりにひっきりなしに撒き散らされた。当然ながら、それぞれのツイートは短く、それ自体に意味なんて見当たらなかった。それこそが重要だったのだ。Twitterの強みはアグリゲートされることにある。

僕の友人曰く、小説家になろうで人気になるには面白い作品を書くより、少しでも・内容がつまらなくてもとにかく毎日アップデートをすることが大事なのだ、ということを言っていた。 そうすると、読者の方も毎日決まった時間にその作品のアップデートをみる習慣がつくのだという。

子供の頃、学校(とくに小学校や中学校)で知り合った友達って別にとても気が合うとかそういう感じじゃなくて、単に席が近くて毎日話していたから友達になってしまうということが多いと思う。コンテンツとして面白いかどうかは無関係に毎日その人の情報がアップデートされて、お互いよく知ってしまう。するといつの間にか嗜好がそっちに引っ張られてみたり。気が合うから友達になるというよりかは、友達になってしまったから気が合うようになっていったというか。

SNS以前の時代だと、学校とか会社といったリアルに近い位置に長時間配置されるフーコーのいう「規律訓練の場」でしかそういうのは起こりにくかったのにTwitterはオンラインでそれを可能にした。

しかしTwitterはフォロー関係が有向グラフであり、AはBのことをよく知っているのにBはAのことをよく知らないということが起きる。 そりゃ歪な人間関係が生まれるのはしょうがないなぁと思う。

デジタル系の出費が重なってしまった

最近ずっと不調で、だましだまし使っていたデスクトップPCがついにうんともすんともいわなくなった(正確には、電源ユニットに電源は入るのにBIOSすら立ち上がらない。)ので、 まえから買い換えようと思っていたXiaomi notebook pro(15インチ)を購入した。

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いつものごとくAliexpressで、i7 16GB RAMのモデルを買った。他のショップが13万円台後半とかつけている中12万ちょっとというお手頃なのがあった。 けれども安物買いのなんとやら、発送が異様に遅くて、急ぎでほしいからDHLの有料オプションをつけたのに3週間近くかかってしまった。(でもスペックは嘘じゃなかった。)

できればデスクトップが動いているうちに新しいのを買って、デスクトップは部品単位で売りたいなぁと思っていたのだが、電源がはいらないのだからどの部品が大丈夫でどの部品が死んでいるかわからない。悲しいことに、一円にもならないだろう。(ケースくらいは売れるだろうか、、)

それはともかくとして、これからは本業も副業も頑張ろうとおもっていたのでLinux Mintを入れて開発用に使えるように。 インストールするだけで、無線LANも問題なく動く。唯一指紋リーダーだけは非対応のようだ。

会社では2014年モデルのMacbook Pro 15インチを使っており、それと比べるとさすがに性能的にだいぶ余裕がある。MAX性能はわからないんだけど、発熱量が全然違う。 Macbook Proはほっておくとすぐに触るのが辛いレベルに熱くなるが新しいノートは全然。いつまでもクールだ。

ただ、タッチパッドまわりはやはりMacに慣れているとうーんと思ってしまう。(モバイル用途に、12インチMacbookも持っている。2016年モデルを一番安い構成で買った。) 三本指・四本指スワイプもいちおうできるけど、スワイプを検出したら特定のキー入力をエミュレートというだけなのでMacのそれとは全然使い勝手が違う。またハードウェアのチューニングも違うのか「思ったとおり」の動きになってくれない。正直アップル製品が特に好きということはないんだけど、こういうところはよくできているんだなと思った。

しかし最近はLinuxもソフトウェアが充実していて、ほんとデスクトップ用途では困らないんじゃないかと思う。僕が10年くらい前、Ubuntuとかをパソコンにインストールして喜んでいたときよりはるかに進んでいる。

ブラウザはまぁChromeFirefoxもあるしとして、エディタはMicrosoftの!Visual studio codeが使えるし、マルチメディア系もVLCがあれば困らない。またOfficeも最近はGoogle Docsがあればよい。そしてなにより、今の自分はある程度のものなら自分で作れるようになった。

漫画ビューアにはこういうのを鋭意製作中です。

github.com

個人的にいいなと思ったのはGravit Designerで、これはSketchの代わりになるポテンシャルを持っていると思う。これはSketchと違いマルチプラットフォームなので、早くこいつが覇権をとってほしい。

https://www.designer.io/

また、最近電子書籍派の僕はKoboを使っている。 そのKobo用のビューアとして使っていたKobo gloがだめになってきてしまった。 カバンの中で画面が強く押されてしまったのだと思うけど、一部が完全に映らなくなってしまった。 というわけでこちらも買い換えざるを得なくなり、中古でKobo aura ONEを購入。

books.rakuten.co.jp

ほぼ新品が16000円だったので、こういうガジェット系にしてはだいぶお買い得だったと思う。

7.8インチ画面はさすがにでかくて、リフロー対応じゃないコンテンツもこれなら読める気がする。薄くて軽いので、大画面になったのにKobo gloと使用感はあまり変わらない。 でも、いいことばかりではなかった。

買ってみて驚いたんだけど画面・解像度が大きくなったせいか、6年前のモデルであるKobo gloと同じくらいもっさりしている。これはかなり残念ポイントだ。また、昔のKoboと違って本体ストレージがmicroSDが基盤に刺さっている雑な作りではなくなってしまったのでストレージの増設もできない。防水のためか、外部ストレージも非対応だ。

頑張ってこれらの代金稼がなければ。

10/29-11/4のアンテナ

[記事] 身体を“拡張”し、「サイボーグ」を目指す人々──トランスヒューマニズムを象徴する15枚の写真

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リンクされている色に恋したサイボーグ、ニール・ハービソンが問う「人間の条件」の内容が気になる。

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僕もこの人のような「全く見えない」ではないが色覚異常をもっている。普通の人が1677万色見分けられるけど僕は1000万色しか見分けられない、とかそんな感じなんだろうか?日本人男性には結構な割合でいるタイプのようだ。

どういう「[クオリア]」を得ているのかは想像し得ないんだけれども、新しい[感覚]を人間は機械によって手に入れられるという例が存在するというのは可能性を感じる。 蚊はほとんど目が見えないけれども生物の呼吸で出る二酸化炭素を知覚することができるという。(ユクスキュルの[環世界]とか調べるといっぱいこういうの出てくる) 仕事や趣味に応じて、新しい感覚をインストールするというのは将来考えられそう。

たとえば原子力関連施設ではたらく人には放射線を肌で感じられるようにするとか、スポーツ選手には風が見えるようにするとか。 そういう時代が来たときには、「新しい感覚」を設計するという仕事ができるかもしれないですね。

[記事] インド発、必要が生んだ低コストな医療イノヴェイション

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先日の「世界の果てまでイッテQ!」で、ルワンダは医療用ドローン先進国という紹介があった。国内各地の病院に血液や医薬品をドローン(クワッドコプターではなくてMQ-1みたいな形の無人固定翼機)で運ぶという例だった。

最先端の技術で今まで治らなかった病気が治るというのも医療技術の進歩なんだけれども、チープな技術で医師の仕事を減らすというのもよいことである。 安いというのは人手がかからないということで、人手がかからないということはスケールするということである。

余談ではあるが医者もコンサルタントも高給取りではあるが、スケールはしない。人月計算の世界に存在している。で、いまのところ医療行為というのは医者しか行うことができない。そりゃ医療がスケールするわけがない。 どれだけ機械が進歩しようと、医者が必ず関与しないといけないのでそこで律速されてしまうわけである。また、救急医療の場合は時間帯によって受けられる処置のクオリティが変化することにもなる。事故に合うなら平日昼間が一番なんだろうか。

最近だと看護師の権限拡大が進んでいたりもするけど、やはり有資格者の関与がなくてもプロセスできるようにするのが一番である。

この記事で出てくるのは高価な医療機器を安く代替するというものであるが、医者の仕事を減らす系の技術にはどんなものがあるだろうか。

こういうの。

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10/22-10/28のアンテナ

政府、動物で人の臓器作製解禁へ

https://jp.reuters.com/article/idJP2018102601002695jp.reuters.com

最近この話題多いけど、いよいよ本格化ってかんじなんですかね。 もともとある臓器だけじゃなくて、こういうのあるといいよねっていう新しい臓器を開発して取り付けることは可能なんだろうか。心臓一個だけじゃ冗長性がないからバックアップできる新しい臓器つくろう、みたいな。

スマートフォンは亡命希望者の敵か味方か? 移民規制に動く欧州諸国、携帯電話のデータ解析を本格化

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最近、CSI: サイバーというドラマを見ている。CSI 科学捜査班のスピンオフみたいで、ITに関する犯罪をハッカーたちが解決してくもの。

このドラマ、単純に一話完結で展開も早くておもしろいというのはもちろんなんだけど、今の自動車は原理上ハッキングできるコネクテッドカーとか自動運転じゃなくても、OBD2端子から信号を流し込めれば制御できてしまうといったことなどをとりあげていて、今の便利な時代こういった危険がありうるというのを啓蒙する作品としても良いと思う。

もちろん演出はドラマなのでハッカーがカタカタやりながら「いい子だ…」とかそういう感じなんだけど、スマートフォンにのっているGPSの履歴でいつどこで何をしていたかがわかってしまうとか、みんなもっとこのドラマをみて知るべきだろう。

スマートフォンって、通信機能のついたセンサーの塊である。そんなものを常時身につけて歩いていたらそれはもう本人よりもよくその人のことをわかってしまうほど情報が溜まっていってしまう。 それを今は私企業が保有しているっていうのもあまりよくない状況だと思うし(でも、その御蔭で便利になるならGoogleに情報渡すくらいいいかと思ってしまう自分もいる)、それを開示させるというのは暴力的だ。

生まれた国によって人生が決まってしまう世界は早く変えたいですね。

シリアで捕まったことが自己責任なのかどうかっていう話、まったくくだらない。その先の世界には、偶然その国で生まれてしまっただけで生まれたときからずっと暴力に怯えながら生きなければならない人がいるという事実をどう考えているのだろうか? 自分の生活するわずかな空間だけが現実世界で、それ以外は全部存在しない世界。そしてそのほどほどに心地の良い現実だけを見て生きていればいいんだということなんだろうけども。

これからますます日本は経済的にも貧しくなっていくだろうけど、心の貧困はもっと深刻な問題ですね。

10/15-10/21のアンテナ

グーグルの「Pixel 3」は、こうしてシングルカメラで画質を引き上げた

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グーグルがユーザーの代わりにもっといろんなことを行うというケイレスの発言が意味するところは、「よい」写真とはどんなものかについて、グーグルがより多くの決定を下すということなのだ。

以前のアンテナでAIは今を映す鏡であるという記事を取り上げたけれども、それと同様に「笑顔」とか一般的に良い写真と言われる特徴の「良い写真」度への貢献を強化することになるだろう。

でも、笑顔1つとっても国によって取扱がちがう。テレビで見たんだけど、ロシア人は人前で笑うのは馬鹿の証ということであまり笑うのをよしとしないらしい。 じゃあそれがいいことなのか?というのは一旦棚に上げるにしても、そういった地域ごとの文化の差異を無視して、笑顔がいいという規範を持ち込むのは文化の帝国主義ともいえるだろう。

いかにも本物なフェイク画像も、ブラウザーが検知する──米企業の技術はデマ防止の切り札になるか

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良い写真を機械が決めるということに関しての意見とは正反対だと自分でも思ってしまうんだけれども、機械によってそれとなく人間を「賢く」行動させるように仕向けるというのはとても好きなテーマである。

Amazonのリコメンドエンジンで使われていることも有名な協調性フィルタリングなんかは程度によってはとても良くできた仕組みである。 合わせて買うべきものを、いちいち探し回る手間なく少ないクリック数ですべて揃えることができる(余計なクリックをしなければ時間の節約になるのはもちろん、余計なものを見てほしくなってしまうことも防げる。)

ニュース記事のレコメンデーションなんかも、質の低い情報やその人にとって何も関係ない情報は排除して、限られた時間で多くの高品質の情報をインプットできるようにするという目指す理想はとてもよいと思う。ただし実際にはSEOみたいなハックを駆使した記事ばかりがヒットするようになるし、また興味に合わせるようにすると新たな出会いを提供しづらく、また興味の変遷に追従するのも難しい。

フェイクはもちろんのこと、恣意的な切り出しを使ったニュースなどを、それに反応しやすいそうに届けなくするというのは非常に求められていることではある。

ただ、あらゆる情報のゲートウェイであるGoogleという私企業が、人々の意思決定に知らず知らずのうちに大きな影響力を持っているというのはほんと多くのSFも想定し得なかった世界だなぁと思う。

遺伝子編集でつくられた窒素固定細菌が、化学肥料の“代替”になる日がやってきた

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今回のは、もともとそういう遺伝子が存在していたけど無効化されていたものを有効化しただけ(というと失礼だけど)だが、そのうち特定の機能をコーディングして埋め込むという時代も来そうだ。

この前、この本を読んでいたんだけど

合成生物学の衝撃

合成生物学の衝撃

今や遺伝子組換えではなく、完全に人間がコーディングしたゲノムをもつ「生物」(といっていいのか)が自己複製を行うところまできているようだ。

そのうち本当に工業製品のようにいろんな機能を持った生物を作り出して、化学物質の分解だとか病気の治療に使うようになると僕は予想している。

10/8-10/14のアンテナ

Google+ サービス終了

先週の記事で言及したとたんサービス終了、、、笑

k5trismegistus.hatenablog.com

「サークル」とか、機能的には先発よりも優れていたんだけど、SNSってネットワーク効果でのびるものだしねー。と。

金属3Dプリンターを投入するHPは、製造業の現場に革新をもたらすか

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3Dプリンタの記事。

金属でもちっっっちゃな部品を作る3Dプリンタがあるのは知っていたけれども、自動車のシフトノブレベルのサイズを作れる金属3Dプリンタが世の中にあるのは初めて知った。

3Dプリンタに関する本を読んでいるんだけど、ソフトウェアをアップデートしたりパッチを当てるのと同じようにハードウェアを進化させていけるという未来予測は結構革命的だと思う。 今までソフトウェアの世界で閉じていたようなムーブメントがあらゆる産業に波及するかもしれない。

僕はブロックチェーンでもEthereumやEOSのようなスマートコントラクトプラットフォームに可能性を感じているのだが、それは公共財としての計算資源というのを提供できるからだ。現時点でもAWSとかクラウドプラットフォームが近い役割を果たしているけれども、あれらはプログラムを作る人が費用をすべて負担しないといけない。 そうではなく、プログラムを作ったら、あとは作成者が面倒を見たり利用料を払わなくても必要とされるならプログラムが生き続けるようなプラットフォームがあるというのはパラダイムの転換になると思う。

https://twitter.com/shinzizm2/status/1049992190590480384

同じように、3Dプリンタとかものを作れる機械が公共財として提供されると世の中は結構変わるんじゃないかと思う。メーカーの在庫に依存しなくても、買ったものが壊れたら部品のデータをダウンロードして、公共のプリンタに持っていく。メーカーが作った部品よりもよい部品の設計図が有志によって公開されているかもしれない。 ものを買い替え続けるのではなく、徐々にアップデートしてつかっていく。

そういう世界が近づいてきているんじゃないだろうか。