雑記/思考の軌跡

ゲーミフィケーションされる消費

とりあえずまずゲーミフィケーションというものについて考えてみる。 komugi.jp こちらのページで引用されているゲーミフィケーションの第一人者? であるジェーン・マクゴニガルという人によれば、ゲーミフィケーションの四要素は 徹底した楽観性 ソーシャル…

P2P技術が15年前に遭遇した問題

diamond.jp ブロックチェーンとマストドンには同じ問題があるんじゃないか?とふと思った。本の虫 マストドンが直面している問題はすでにP2P技術が15年前に遭遇した問題だ マストドンは各インスタンスがつながっているインスタンスからのメッセージを購読し…

2/6~2/12のアンテナ

今週読んでいた本「マインドフルネス瞑想入門」 心を鍛える必要があるなぁと思って今週見た映画なし生産性向上を個人に押し付ける「働き方改革」の矛盾...寝る時間も惜しんで仕事をしたい人もいる。その代表例がクリエイターで、一流のクリエイターはおおむ…

ソフト・アンド・ウェット

最近お金の話にすごい興味がある。ついこの間まで読んでいた「貨幣の『新』世界史」はなかなかおもしろかった。お金の起源は物々交換を円滑にすすめるためのトークンであるという「ハード」的な考え方とお金の起源は相手に負債があることを示す手形のような…

親密さの病

最近読んでいる「われら勝ち得し世界」のサブタイトルは「セクシュアリティの歴史と親密性の倫理」というものである。この本はかつては不可分であった性・愛・家族がそれぞれ独立したシステムとして分離し、それぞれが多様な形態を獲得しつつある歴史を肯定…

おかねについて思うこと

僕はもともとビットコインについては懐疑派だったわけですね。貨幣の通用力は本源的には発行する政府の持つ武力が保証している、貨幣の「信用」はブロックチェーン技術や銀行、クレジットカード会社などが保証する「正しく取引が行われうる保証」と「発行す…

久しぶりに今週のアンテナじゃないやつ

新聞やマスメディアといった旧来のマスメディアの危機が噂される昨今。自分はテレビに関しては縮小こそしてもメディアの王座は譲らないんじゃないかと思うんだけど(それが電波=UHFで伝送されるものかどうかは別として)紙の新聞は近いうちになくなるのではな…

ルイ・ヴィトン展にいってきた

麹町のあたりで開催されている「Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton」(空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン)展というのに行ってきた。6/19までの開催なので、興味がある人は早めにGo。13時に入場した時はスムーズに入れたけれども、出るときには…

ねこのしっぽとLINEスタンプ

「動物の器官で何か自分にも欲しいものがあるか?」と聞かれたとき、その答えの候補の一つは「猫のしっぽ」。(いかがわしい需要にこたえたいというわけじゃない。)キス…したくなっちゃった…自分は人の話を聞いてないと思われるタイプである。たしかに集中…

人は誰かになれる

最近、財布を買おうと思ってる。特に、ボッテガ・ヴェネタの財布を買おうかなぁと思っている。あみあみ実物は見てきたけれども、財布自体は特段いいわけでもない。あの編み編みデザインもこだわりは感じるけれども、好みかといわれたら微妙。ではなぜボッテ…

'Cause we are living in a material world

最近やっぱり実学系の本も読んでいかないといけないな〜と思って、前から興味を持ってたボードリヤールの『消費社会の神話と構造』を読んだ。 最近自分の興味は「広告」「都市」「郊外」といったキーワードに向かっているので、今年はボードリヤールを積極的…

世界史の寫眞

「今週のアンテナ」用のニュースネタだけど、まとまった量書きたくなったので独立記事にした。そのニュースはこちら。 デバイスという概念はいずれなくなる--グーグルCEO、AIへの注力を表明記事から引用すると Googleはあらゆる場面においてユーザーのそば…

日本的スノビズムとは何か

恥ずかしい話、自分は「水曜日のダウンタウン」とか「月曜から夜ふかし」のような下衆いバラエティ番組が好きだ。(毎週欠かさず見ているわけではないが)最近また1つ、「有吉ジャポン」という番組を見つけた。 この有吉ジャポンは全部が全部おもしろいわけで…

東大一直線

昔から教育に対してテクノロジーを応用しようという試みがある。まずは○々木ゼミナールが有名な衛星同時中継授業。これは中央で行われる授業をリアルタイムで地方の校舎の教室で同時中継するというものらしい。これは実際受講したことがないのでなんとも言え…

リセマラとかいう意味不明な略語が一般的に通じてしまうのははっきり言って異常だ

そういえば先日新聞にもしもしゲーに関する記事が乗っていた。たしか「もしもしゲー3強の時代」みたいなタイトル。自分はわざわざもしもしゲーなんていう蔑称を使っていることからわかるようにもしもしゲーはしない("ねこあつめ"は例外)んだけれども、ちょ…

Enforcement / Empowerment

最近興味がある話題として、「自力救済」がある。中世ヨーロッパ、特に中央集権制の発達が遅れたドイツ地域では「フェーデ」といって自分の権利が他者に損害された場合、仲間と協力してそいつに報復をすることができたんだそうだ。しかし現代の国家ではマッ…

地に住む人々は、わざわいだ

人類の祖先が直立二足歩行を始めたのはおよそ700万年くらい前らしい。それからいったい何世代の命のリレーが行われたのかはわからないが、その後人類は文化を獲得し、足の裏以外を地面につけることを避けるようになった。足の裏以外を地面につけること、それ…

プラハに行った際は、KGB博物館にいくことをおすすめします。

今までそんなイベントをやってることを露ほども知らなかったんだけど、「サンリオキャラクター大賞」というのが毎年開かれている。いわゆるサンリオキャラクターだったら、クロミちゃんとシナモロールがかわいいと思いますね。今年が30周年記念だそうだ。見…

今週のアイアン・マイケル

先日、ボクシング界では世紀の一戦らしい「フロイド・メイウェザー VS マニー・パッキャオ」が行われた。と言ってもWOWOWに入っていたけれども華麗にスウェーしているし試合だって見たわけじゃない。「そんなふうに考えていた時期」でもメイウェザーの収入に…

光の帝国 下

このような「タレント」 は、テレビのチャンネルも出演者も少数に限られているのにアクセスは容易であるという特質から生まれている。資金が少数の限られたスポットに集中するからこそ、ドラマなんていうものが製作可能になる。そして役者の数には限りがある…

光の帝国 中

「ドリアン・グレイの肖像」のなかでは、ドリアン・グレイがシビル・ヴェインへの思いを露わにするシーンはこんなかんじだ。ドリアン「今夜、シビルはイモジェンになる。そして明日はジュリエットだ。」ヘンリー卿「いつシビル・ヴェインになる?」ドリアン…

光の帝国 上

高校の英語教師に、すごい人がいた。僕が受験した2010年の東大英語は変更点がいくつかあった。塾や予備校のマニュアルでは「解答に具体例は入れてはいけない」が鉄則であった要約問題に「具体例を入れて」という一節が付加されたり、自由英作文セクションが…

社会は厳しいものでなくてはならない 下

実在とは何かという問題は考えずにいう(素朴実在論的な)と、物体が実在のものなのかヴァーチャルなものなのか、という違いは確かに存在するけれども、構築する関係性の各層にはリアルもヴァーチャルも存在しないと思う。「夢の国」という言葉があるけれど…

社会は厳しいものでなくてはならない 上

一日中家に引きこもって漫画の世界に浸ってたりオンラインゲームにのめりこんだり、の社会生活を「正常」に営んでいなかったり、一応まともにはたらいてはいるもののホストやアイドルにはまって収入をほとんどそこに注ぎ込んだりしている人たちに対して我々…

いい国つくろう鎌倉幕府

「イスラム国は国と名乗っていますが、決して国家ではありません」このような言表をテレビや新聞で良くみる。しかし、これに「国家とは○○という条件をみたしている存在だけを指しており、イスラム国は××であるからして○○を満たしておらず、それゆえに国家で…

埼玉の味といえば…?

難解な思想家、として思い浮かべる人も多いであろうラカン。そんなラカン理論の解説書「生き延びるためのラカン」がとてもよかった。生き延びるためのラカン (木星叢書)posted with amazlet at 15.01.15斎藤 環 バジリコ 売り上げランキング: 251,009Amazon.…

刃牙は唯の格闘漫画…そんなふうに考えていた時期が俺にもありました (下)

(続き) 勇次郎が刃牙を「最強」と認めた時点で刃牙は勇次郎の最強認定を拒否するという我儘を通す力を得た。しかし最強認定を拒否するということは範馬勇次郎が最強だと認めることになり、刃牙には勇次郎の最強認定を拒否することはできなくなる。本日『と』…

はじらいブレイク

今日は例のごとくビッグサイトに行ってきた。何しに行ったのかもまた例のごとくである。残念ながら今日はそこまで見るところがなく、購入したのはおつかいで頼まれたものを1つ、個人的に追っているサークルで新刊が残っていたところを2つ(悪転奏進と笑顔で…

魂の牢獄

ある日ぼくは「雪陽炎」というサークルの同人誌を読んでいた。例そのとき、ふととんでもないことに気がついてしまったのである。腋毛だとかBBW(参考)だとか、これらは相当苦手としていたものではなかっただろうか?それなのにどうして自分は今これを読んでい…

インターネット帝国主義とイオンの福音

Amazonが日本でも使われ始めた頃、「これなら田舎でも都会と対等の暮らしができる!」といった素朴な期待ををよく見た気がする。Amazonにかぎらず、インターネットは現実世界に存在する中心と周縁の差異を消し去っていくものだという期待があったと思う。し…