その車は… まるでくるおしく、身をよじるように走るという…

高校・大学時代はほとんどゲームセンターに行くことはなかったんだけれども、最近ハマりこみそうになっている。
(ゲームセンターといえば技脳体で知識が止まってた)


なかでも、もっとも面白いのが湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNEである。
セーブ用のカードは作ってないのでいつも「どノーマル」でやってるんだけれども、それでも十分楽しめる。
似たようなコンセプトのやつに頭文字D ARCADE STAGEがあるが、こちらのほうが個人的には優れていると思う。
まず、湾岸の方はシフトレバーがちゃんと六速の形になっている。頭文字Dはシフトをあげる・さげるというスイッチが付いてるだけなので、なんとなく物足りない。レッドゾーンまで吹き上がった時、シフトレバーをガチャコンと操作する快感が湾岸の魅力だ。

シフトレバーの比較。
湾岸の方はシフトを入れている位置にレバーが固定されるが、
頭文字Dのほうは常に真ん中に戻るタイプ。

   そして、これはゲームというより原作の問題なんだけど、走る場所もいい。湾岸線とかを走っていると、ベイエリアの夜景が作りこまれていたりして走っていて気持ちがいい。夜に自転車でベイエリアによく行ってたけど、やっぱり東京は夜が似合う。(涼しくなってきたしそろそろ再開しよかな?でも最近はいきなり雨が来るから怖い)
学部時代はたまに友達とドライブいったりしてたんだけど(運転は人に任せていたけど、運転できる人たちがみんな就職しちゃったので最近は行けない)首都高って走っててすごくワクワクする道。高速なので道も比較的まっすぐだし、早く走れるのも良い所。

車も国産車しか使えない頭文字Dと違い、ポルシェ(RUFだけど)とかBMWとか出てくる。フェラーリ・テスタロッサは出てない。新しくはマセラティ グラントゥーリズモ、古くはジャガー Eタイプとか出してくれればうれしい。(シボレーとか出すんなら、ねぇ)

そして、そもそも僕は頭文字Dよりも湾岸ミッドナイトのほうが面白いと思う。頭文字Dのほうは子どもが本気になって喧嘩してる感じだけど、湾岸の方は走ることの無意味さを感じつつも何かに呼ばれるように走ってしまうという、どうしようもない大人の悲哀みたいなのがあらわれている。ゲームの方もなんとなくその性格が現れておおり、頭文字Dはとにかくハンドル操作にシフト操作で忙しいのに対して湾岸の方はコースによっては物思いにふけりつつ運転することができる。(湾岸線がほぼまっすぐ)
頭文字Dも面白いし、新劇場版もしっかり観てきたんだけれども、どちらか一生詠むことができなくなる呪いをかけられたとしたら頭文字Dのほうを封印してもらうことになるだろう。

頭文字Dは対戦という点では湾岸にまさる。ゲームの性質上抜きつ抜かれつのゲームになるので熱いバトルが楽しめる。とはいえ、いかんせんシフトレバーの手抜き感が…。
どちらかといえばバンナムよりセガのほうを応援したい派なので、次回はぜひちゃんとしたシフトレバーを付けてほしいものである。


生活圏内のゲームセンターといえば秋葉原のセガ系列のところなんだけど、セガ系列だけあってセガの古いアーケードゲームをいくつか取り揃えてある。アフターバーナー クライマックスは見た目通りのゲームだったが、これはすごい。

操作に合わせて座席が動く!
アフターバーナー クライマックスは10年ほど前のゲームだが、原型となるアフターバーナーがリリースされたのは自分が生まれる前の1987年!バブルってすごい。
 



そんなこんなで、大型筐体のアーケードゲームの魅力にとりつかれそうになっているわけだが、川崎に古いアーケードゲームを多数揃えたゲームセンターがあるそうだ。
あのGEOがやっているウェアハウスというゲームセンターなのだが、なかでも川崎店はかつての九龍城をコンセプトにしているらしい。(ほかにもウェアハウス系列のゲームセンターはいくつかあるが、川崎店以外でレトロゲームをおいているかは不明)
ああ、これは行ってみたいカモーということで近いうち訪問予定。