はじらいブレイク

今日は例のごとくビッグサイトに行ってきた。何しに行ったのかもまた例のごとくである。

残念ながら今日はそこまで見るところがなく、購入したのはおつかいで頼まれたものを1つ、個人的に追っているサークルで新刊が残っていたところを2つ(悪転奏進笑顔で暴力)のみ。最終日のほうが行きたいところは多かったのだが、残念ながら行くことができない。

それで3時ちょっとすぎに会場を後にして、一緒に行った人と話していた。その中で、その人は好きな作家としてRAITA大槍葦人をあげていた。
僕はこういう線の細い絵にはそこまでそそられない。なんというか、嗅覚にうったえてこないのである。エロ漫画というのは視覚で楽しむものという先入観があるかもしれないが、実は嗅覚も重要なファクターであるように思える。
もちろん「ただの絵」 なので実際に嗅覚を刺激されることはない。(しかも自分の場合は紙でとっておくことなく電子化してタブレットで読むのでなおさらだ。)でも、臭いを検知した時に発火するニューロンが視覚情報によって「当然臭いもあるだろう」と「期待」して発火するということは全くないとはいいきれない。(試しに小澤零人の本を読んでる時と大槍葦人の本を読んでる時の脳をfMRIで観察してみたい。)

fMRIを使うと、脳のどの辺が活性化してるかを
リアルタイムで見ることができる
 いわゆる共感覚というのはこれに近い現象だと思う。人体の絵を見て人体の臭いを想像するのは両者の共起頻度が高いからまぁ妥当な連想である。この2つの刺激は全く異質なものであるが、2つの刺激を受けると発火するニューロン(刺激とニューロンが一対一対応しているという素朴な仮定をおいて)それぞれが長年の学習によって接続を強化していった結果である。

最近はディープラーニングとか流行ってますね
共感覚というのは、学習を経ずにこのエッジ張りが行われてしまった結果、別に共起頻度が高いわけでもないのに異なる刺激を感じるニューロンが接続されてしまった結果起こるものだと思う。
気になるのは、この性向は感覚のバランスと関係有るのだろうかということ。自分の場合、視力が小さい頃から悪かった上、メガネもあまり度の強いものはしない。感覚器のバランスに臨界期があるのかは知らないが、あまり解像度の高い視覚情報にさらされてこなかったといえる。一方どういうわけか嗅覚の方は人より強いみたい。

ペンフィールドホムンクルス
左のは感覚野となっているが、触覚についてだけ…だと思う。
「舌」とか「鼻」とあるけど舌の触覚とか鼻の触覚についてであって、
味覚や嗅覚の話ではないはず。


基本的には刺激が多ければ多いほどそれに対応するニューロンのネットワークが強化されるので、視力の良し悪しだとか耳の良し悪しによってどれだけその感覚に頼っているかというバランスは変化するものだと思う。(最初から目の方の問題で目が見えなければ、正常に動作する目を取り付けたところで入ってくる信号を処理できず、結局見えないまま…だと思うけど、どうなんだろうか。)

もちろん「鼻が利く人はみんな自分と同じような好みをしているに違いない」なんて言わないけれども、少しは相関関係が見られるのではないかと期待している。