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パプリカ

雑記/雑記 雑記/旅
ブダペストという街は不思議なところで第一印象こそヨーロッパの街なのだが、しばらくするとアジアの街のような気がしてきた。
ショッピングモールの中には携帯屋がひしめき合い、地下街にも携帯屋がひしめき合い、町中にも携帯屋がひしめき合う…というほどではないがそこそこある。特にNyugati pályaudvar駅(多分)直結の地下街の雰囲気は台北の獅子林ビルそっくりだった。

おとなりチェコではいまだにNOKIA 3000シリーズみたいなちんまい携帯をポチポチやっている人が結構いるんだけれども、ブダペストはみんなスマホ。電車内などでスマホいじりに精を出している人の割合もかなり高かった気がする。





ただし、携帯屋で売られているのは中古のGalaxy、XperiaiPhone等一流メーカー品ばかりで惹かれるものはそんなになかった。(プラハの博物館にモトローラV100というコミュニケーター的なのがあったのは惹かれた。。)


一方、普通の家電は日本と全然違って面白い。
メディアマートという家電量販店にいってみたんだけれども、日本の家電とは予想以上に違ったのである。
なかでも掃除機が今一番ホットな話題ので、今回は掃除機の話。

日本ではダイソンの掃除機をトップにサイクロン=高級品、紙パック=単身者/低所得者向けの安物というヒエラルキーができあがっている。でもヨーロッパでは事情が大きく異なる。
サイクロン掃除機もあるけれども、紙パック式もまだ健在というかむしろ主流っぽい。高級品から安物までひと通りそろっている。

特に我が家で活躍中のMiele製掃除機と同じような見た目をしているものが多い。大きめの本体に足で踏むスイッチ、ホースは斜め上方向へ。手元操作ができないのが基本で、ヘッドもシンプルに吸込口があるだけ。
こんな図体で "Miele Compact C2"



日本ではヘッドにモーターブラシのついていない掃除機を買おうと思えばこのMieleの掃除機か超安物の掃除機かしか選択肢がないが、海外はブラシなしが充実していてうらやましい。
わざわざ日本に来て家電製品を「爆買い」していく中国人の気持ちがわかった気がする。

日本でも売ってるCompactシリーズより上位機種みたい





Mieleの掃除機を買うまではシャープ製のサイクロン掃除機を使っていたんだけれども、あのヘッドのせいで何度余計なメンテナンスに時間を取られることか。掃除しても(掃除機を)一週間もすれば髪の毛がからまってブラシが動かなくなっている。動かないモーターブラシは単なる障害物でしかなく、決して強くない吸引力がますます弱くなっていた。
結局、晩年にはブラシを取り外して使っていた。(どこにも繋がっていないモーターだけが虚しく回っていた)

なぜヘッドブラシが必要かというと、それは吸引力のなさをごまかすためである。フローリングの溝などに溜まったホコリはブラシで掻き出さないと吸うことができないのである。
一方で、紙パック高級機はそういう小細工なしでも吸うことができるのだ。

Mieleの掃除機に変えてから今までと同じようにキーボードの掃除をしてみたら、恐ろしいことにキートップが引きぬかれて吸い込まれていってしまった。6段階中4段目の強さを使っていたのでフルパワーというわけでもなかったのに。
その後紙パックからキートップを探し出すのが大変だったんだけれども、その吸引力の強さは実感できた。

その割に騒音は小さい。今までのシャープ製サイクロン掃除機では「強」にすると自分でも不快に感じるくらいの騒音が出ていた。でも今度のは最強設定でも今までの「弱」か「中」ぐらいの音しかしない。
もちろん夜中にかけても大丈夫というレベルではないけれども、かけている時の快適度がぜんぜん違う。

日本の製品はなんでも細かいところに配慮が行き届いるとは思うんだけれども、その一方でその「配慮」という小細工でごまかして肝要な部分で勝負できてないものも少なくないんじゃないだろうか?
小さくて軽いだけで全然吸わない掃除機や、完璧に各部屋の役割を理解して使い分けている人はほとんどいないであろう多ドア冷蔵庫を見ると、そんな気がする。