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リセマラとかいう意味不明な略語が一般的に通じてしまうのははっきり言って異常だ

そういえば先日新聞にもしもしゲーに関する記事が乗っていた。たしか「もしもしゲー3強の時代」みたいなタイトル。
自分はわざわざもしもしゲーなんていう蔑称を使っていることからわかるようにもしもしゲーはしない("ねこあつめ"は例外)んだけれども、ちょっと気になったので読んでみた。

上野公園でリアルねこあつめにはげんでいるのは秘密


3強というのはガンホーミクシィコロプラの三社であるという。成人向け二次創作の領域ではグランブルーファンタジーというのをよく見る。これは確か違うところだったはずだけれども、CMの打ち方の派手さの割にはそこまでではないということになるんだろうか。(これって本当に人気あるの?同人作家を雇ってマーケティングしてるという可能性があると思うんだけど)

ガンホーはパズドラが失速気味で他がないため下降中、ミクシィはモンストが好調で業績も良いが、モンストのみに頼っている状況で先行きは不透明。コロプラは…確かミクシィと同じで白猫プロジェクト以外が盛り上がっていない…といった感じだったような。あんまり印象がない。

しかしまぁ驚きなのがその市場規模で。ミクシィ一社で2015年度第3四半期に550 億円、しかもそのほとんどがモンストによるものだという。年間では2000億円くらいだろうか?

 正直桁が2つくらいおかしいと思う。もしもしゲーに課金するようなのは全人口の1/10くらい?(最大でもそれぐらいでいてほしい)なので日本に1千万人いるとする。それが2000億円の課金をしているということは、平均して一人年2万円も課金しているということになる!
しかもこれはモンスト単独での話。パズドラとモンスト、その他海千山千のもしもしゲーを合わせると大変なことに…。

昔の教育ママみたいにゲームをすることがよくないというわけでは決して無いんだけれども、「あの程度」のゲームにn万円の価値があるとは到底思えない。軽自動車がベントレーと同じ値段でうられてるようなものだ。

天下のNHK様の取材によれば、日本の性風俗産業では多くの軽度知的障害を持つ人が搾取されているという。(狙われる 軽度の知的障害の女性 - NHK 特集まるごと知的障害といっても、日常会話程度であれば健常者と同等に行うことができるレベルだそうだが、かえってその御蔭で騙しやすいのかもしれない。(日常会話が行えないレベルであれば騙しようもないわけだし)
 ぶっちゃけた話もしもしゲー産業もこれと同じことをやっているんじゃない?と思う。

ゲームはジャンルによらずストレスがかかってそれから開放される瞬間に快楽が得られるというものである。アクションゲームではわかりやすいが、基本的にテレビゲームに分類されるものはみんなそうだと思う。
RPGのレベル上げなんかはかなり負荷が大きく強いストレスが掛かるわけだが、このストレスがかかってイライラしているときに「100円払えば楽に進めますよ」と言われるとつい勢いで払って進めたくなるというのはわかる。それぐらいは栄養的には必要ないおやつを食べるのと同じで、個人の好きずきである。

しかしそれが10回目20回目となってくると、これ以上このしょうもないゲームに課金してまで頑張る必要があるのだろうか?というブレーキがかかるのが正常な判断だろう。

世の中にはこのブレーキを上手くかけることのできない人がいて、後先考えずに欲しいものを買ってしまう人達がいる。(ゴミ屋敷の住人なんかもちょっと違うところで物欲に対するブレーキがかからない人たちなんじゃないだろうか)

もしもしゲー業界もそこに目をつけて、正常にブレーキが作動しない軽度の知的障害者から搾取しているだけなように思われる。

その人達は別に日常生活を送れないわけでもなく世間的にはまったく障害があるとはみなされていない。成人さえしていれば「正常な判断力」を持つとされてしまっているので、もしもしゲーにいくらつぎ込んで生活に支障が出ても「自己責任」ということになる。

これは著しく不正義ではないだろうか?

障害者というとかなりきつい言葉になるわけだけど、世の中には法的に障害者として認定されていなくても完全に健常者なんてものはいない。実際自分も色覚異常があるらしく、その時点である種の職業にはつけない。またじっと何かを待つことができないという気質もある。こういったものも一種の障害だ。
健常者=普通の人というイメージは捨てて健常者=理想の人間だと思ったほうがよい。

みんな何かしら障害はかかえているわけで、そういった障害を持っている人々が理想の健常者のように生活できるようにしましょう、というのがバリアフリーというものだと考えたほうがよい。

眼鏡やコンタクトは視力が悪いという障害を抱える人達のバリアを取り除いているわけだが、それと同じように判断力に劣る人の射幸心を煽るような商売を規制するような制度が必要だと思う。

「あなたは知的障害があります」というのは今のところかなり言われたくない言葉だと思うんだけど、これが「あなたは視力が悪いです」程度に受け取られて、知的障害に対する保護措置が眼鏡やコンタクトくらい当たり前であるような社会が実現してほしいなぁ、と思った次第。