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最強のUMPC作成(3) 詳細レビュー

完成したUMPCを細かくみていこう。

PCとしてのスペックだが、当然使ったタブレット部分の方に依存する。

X89dual osにX89WinのROMを焼いているので
自分のはZ3735Fだけどそれ以外はほぼおなじ


今回使用したのはTeclast X89HDなのでCPUはAtom Z3735FでRAMは2GB。
ストレージはeMMC 32GBしかない。microSDスロットがあるとはいえ、特殊なことをしないかぎりここはリムーバブルディスクとして認識される。これは普通のパソコンでハードディスクを増設するのとは違って、制限がいろいろと多い。
バッテリー持ちはそこまで良くない。画面がもともと明るめなので明るさ25%程度でも常用可能だけどもせいぜい5,6時間しか持たないと思う。最近は10時間以上駆動するモバイルPCが普通にあるのでかなり見劣りする。
バイルバッテリーで充電できるのが救い。
画面は高解像度な分デフォルトだと文字がちっちゃすぎるので250%でスケーリングしておきたい。

…というのが頭脳部分についてである。もっと細かく知りたいならX89でググりましょう。

肝心なのは、これを作ったドックと合体させた場合どうなのかという点だ。


バイルPCとしてもっとも気になるサイズだが、200x145x28mmくらい。面積で言うとA5サイズより小さいくらいだ。タブレットのベゼルはかなり細いので筐体に比べると画面は大きく感じられる。
厚みもヒンジのほんの一部が出っ張っているだけであって最薄部ではかると20mmくらいにまでなる。

問題は重さで、940g程度ある。これはひとえに材料として使った2mm厚のステンレス板が必要以上に厚いからだ。
1mm厚の板で作っていれば700gくらいまで抑えられたはず。これでもタブレットの重量が344gなのでヒンジを開いた時に倒れないようにするための重さも十分取れるはずだ。
重いわりにタブレット側をもって持ち上げてもキーボードが外れたりしない。ただ挟み込んでいるだけなのに割とガッチリホールドしているようだ。

キーボードは見た目よりははるかに良い。キーの幅は12mmでキーピッチは14mm程度と「UMPCらしい」ものであるがアイソレーションタイプなので打ち間違えることは少ないのではないだろうか。横幅が狭い代わりに縦幅が結構あるのでキーサイズは実際よりも大きく感じられる。
キーの端を押してもちゃんと入力可能だし、タッチも許容できるレベルだ。

拾い物のThinkpad X200と比較
ただし、ヒンジをむりやりつけた影響もあり最上部のキーは押しづらい。

わずかにキーにかぶってしまった

キーボードは5段で、ファンクションキーはFnキーを押しながら数字というタブレット向け小型キーボードにありがちなやつ。配列も当然変則的で、記号まで含めてタッチタイピングするのは厳しいだろう。

"↑"の左右にも何か詰め込めばよかったのに

底に厚さ2mmの鉄板が入っているだけあってタイピングしてもたわむ素振りすら無い。


トラックパッドも小さいながら2,3本指タップ(それぞれ右クリックと中クリック)や2フィンガースクロールも対応している曲者。最近のノートPCにありがちな「クリックパッド」、つまりボタン一体型である。ちゃんとボタンも押し分け可能で、右下のあたりを押し込むと右クリックになる。
2フィンガースクロールが横方向に誤入力されやすいという難点はあるが、反応しないといったことはほとんどなくクオリティは高め。

入力に関していえば、このサイズでの限界にきわめて近づいているといっていい。そりゃあフルサイズのキーボードやらゲーミングマウスと比べたら雲泥の差なわけだが、A5サイズでこれということを考えたらかなりいい線いっていると思う。


なぜこういうPCがほしかったのか、その個人的な理由を言うと外で読書するときにも読書ノートを付けるために気軽に持ち運べるパソコンが欲しかったからだ。(あとはインターネットができれば十分)別にプログラミングをしたりゲームをしたりするわけではない。
この用途には10インチのパソコンですら大きすぎるが、スマホとBTキーボードでは小さすぎる。
そういったスキマ産業的な使い方であればスペックはWindowsタブレット程度で十分だし、キーボードだってこの程度で十分。
重さだけは残念だけど、それ以外は立派に自分の需要を満たしている。

タブレットと材料費合わせても多分30000円くらいなので、急にちっちゃいパソコンが欲しくなったけどVAIO PかLOOX Uの中古にしようか、なんて考えている人は一考する価値はあると思いますよ。