熱海秘宝館へようこそ

日本に唯一現存する館名に「秘宝館」が入る秘宝館、熱海秘宝館へ行ってきた。
ちなみに熱海秘宝館が日本唯一の秘宝館という人もいるけど、「秘宝館」というキーワードが入らない秘宝館はまだいくつか残っている。(淡路立川水仙郷の「ナゾのパラダイス」など。)

熱海を愛する人には申し訳ないけれども、熱海がなんで一大観光地になったのかわからない。
温泉自体は大昔から湧いていたそうだけれども、その割には歴史を感じさせるようなものもなく南国リゾートとも言いがたい立地である。
新幹線が出来る前には東京からの団体旅行で賑わっていたというけれども、ナウなヤングの自分には団体旅行自体どういったものかイメージがわかない。ましてや「新幹線登場以前」の話となると両親もわからない世代だ。最近ちっちゃいベンチャー企業で社員同士の交流を図るために社員旅行やってます、ってところは聞くけれども、所謂大企業でそれが行われていたっていうではないですか。

そういうコンプレックスが熱海城を生み出してしまったのではないかと思う。

石垣も天守閣も全部擬物!


  

天守閣を目指す道中「熱海城って誰の城だっけ?」「たしか徳川家康…」…なんて会話を他のグループがしていたけれども、この城は昭和も折り返してから築城されたもの。(ドイツのノイシュバンシュタイン城もいわばまがいものの城なんですよね。この映画でもそのエピソードが語られます。)
館内の展示はなぜか江戸時代のくらしとか浮世絵がメインで城の展示としてはどうなのかという具合。ただし、地下のゲームコーナーは一回行く価値があるというか、湾岸ミッドナイト(3DX)や頭文字D(5)といったレースゲームを始めアーケードが無料でやり放題。入館料は簡単に元が取れる。他にも無料マッサージチェアだとか無料卓球だとか…。

吹き矢なんていうのもあった
嘘みたいだろ、城の中なんだぜ。これで…。

今となってはB級スポットとして楽しめる風潮にもなってきているけれども、「築城」当時は本気で=非B級的にこれを楽しませようとしていたのだろうか…?


で、本題の秘宝館。
熱海城、トリックアート美術館、秘宝館とロープウェーでワンセットになっている。どこか一箇所の券を買うとほかが割引になるというありがちな制度になっている。
さすがにトリックアート美術館は行かなかったけれども、秘宝館だけでかなりいいお値段だった。ほかの秘宝館は500円くらいが相場らしいが、ここはなんと1500円。割引が効いてもかなりのもの。
館内は写真撮影禁止だったので、次からはイメージ図とともに展示を振り返っていきたい。

続きは
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