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確かめよう 見つけよう 素敵なサムシング

日本の家電メーカーが最近ニュースを騒がせている。ただしあまり良いニュースとしてではなく。

鴻海によるシャープ買収は連日のように一面を飾っているし、美的集団という中国系メーカーが東芝の家電事業を買収というのもビッグニュースだ。


それを反映するかのように、我が家の家電も徐々に非日本メーカー製が増えてきているような気がする。

そこで今家で使っているものをメーカー/購入年とあわせて列挙してみた。

☆AV
・テレビ: 東芝製。2009年頃
・HDDレコーダー: パナソニック製。これはケーブルテレビによるリース品のためノーカン

☆掃除
*掃除機(主力): ミーレ(ドイツ)製。2015年
・掃除機(スティッククリーナー): パナソニック製。2013年

☆空調
*空気清浄機: ブルーエアー(スウェーデン)製。2016年
・エアコン1: 東芝製。 2013年?
・エアコン2: ダイキン製。 2013年?
・温冷風機: シャープ製。2014年

☆キッチン
*冷蔵庫: シャープ製。たしか2013年ごろ
*電子レンジ: 日立製。2015年
・トースター: タイガー製。5年以内
・炊飯器: タイガー製。2009年

☆その他
・洗濯機: 日立製。7, 8年前?

するとこんな感じに。ただし「・」はずっと使っているもの、「*」は最近買ったものをあらわしている。(この区別はフィーリング)

調べてみると、海外メーカー製なのは掃除機と空気清浄機くらいしかない。この2つの印象が強いだけで実際はまだまだ国内メーカー健在という感じ。


しかしこれらは長年使っているものも含まれており、現時点での競争力を反映したものではない。
そこで今度は家電を買い換えるとしたらどこ製を選ぶ?ということを考えてみる。

キッチン家電についてはあまり海外メーカーは選択肢に入ってこない。作る料理や食材の売られ方など、キッチンをめぐる環境が国によって異なるからキッチン家電というのは排他性が高いように思う。まず炊飯器は国産以外ありえないけど、冷蔵庫も意外と海外メーカー製はだめ。単身者用の小型のやつではそこそこ頑張ってるみたいだけど、ファミリー向けに関しては日本の集合住宅における住環境に合わせる気はなさそうだ。
トースターも正直パンを焼くより天ぷら・焼き鳥等の温めなおしのほうが多用するので、海外製の「パンがおいしく焼けるトースター」には魅力を感じない。
でも既存アイテムの買い替えじゃなくて新しく「スープメーカー」だとか「ノンフライヤー」のような新種を買うという場合は海外メーカー製かな。

エアコンも同じで、日本で使うなら日本製という感じ。あまり海外メーカー製を見ない。これは気候に合わせて作っているのもあると思うけど、実は電源電圧の影響が強いんじゃないかと思う。
電源電圧って200Vくらいが世界標準で、日本の100Vというのは異端だ。最近だとエアコン用に200Vの電線を引くこともできるが、一般家庭のほとんどは100Vでエアコンも動かしている。低い電圧でエアコンを作るノウハウが海外メーカーにはないのかもしれない。

一方温冷風機は今買うなら間違いなくダイソンだと思う。空気清浄機と温冷風機が組み合わされているのってすごいいいアイディアだなと思った。両方とも「部屋の空気をかきまわす」という点で共通してるのに、どうしてほかメーカーは気が付かなかったのか。

テレビ。これは買い換えられるとしたらLG電子有機ELテレビを選ぶ。4Kとか3Dとかどーでもいいけど、有機ELは魅力。
ハンガリーの家電量販店で思ったんだけど、日本のテレビはB/C-CASカードという非関税障壁に保護されてるうちに韓国メーカーにどんどん離されてる気がする。サムスンもテレビ事業そんなうまくいってないらしいけど。

掃除機はもう日本製のゴミはつかえない。吸引力が全然ちがう。前の掃除機がシャープ製だったんだけど、あんな掃除機を売ってたら潰れるのも納得という出来だった。

空気清浄機はつい昨日買いに行ったが、ダイキン以外の日本メーカーはどうもぱっとしない。シャープ製の「しゃべる空気清浄機」っていうのがあったんだけど、だれか買う人いるのだろうか。

洗濯機はむずかしい。我が家にはドラム式洗濯機は買わないというポリシーがあるため、前回の買い替え時はAQUAが選択肢に入っていた。
洗濯機は洗濯にしか使わず乾燥機能すら使わないので、買い換えるなら安い方を買うというスタンスで。


結局のところ、日本の家電は日本での使用環境が他国での使用環境と異なる場面では競争力を発揮してるけどそうじゃないところではもはや「Made in Japanは高品質の証」ではなくなっているという当たり前の結論にたどりついた。
スウェーデンには米食文化がないからエレクトロラックスは良い炊飯器を作れないし作ろうともしない。でも綺麗な空気の中で暮らしたいというのはスウェーデンでも共通なのでブルーエアーは良い空気清浄機を作るために一生懸命になる。

これは割と危機的な状況だと思う。これまでは「舶来家電」といえばヨーロッパメーカーが主流だったため、使用環境の違いという障壁によって日本メーカーが優位に立ってきた領域が多い。しかし今後勝負していかないといけない中国メーカーにとってはその障壁は比較的低い。となると日本メーカーの持っていた優位性というのはますます小さくなっていく。

次にXiaomiの繰り出す一手は炊飯器らしいけど、炊飯器で上をいかれたら本格的にやばいと思いますね。