腸粉の謎

先週、また中国に行ってきた。といっても本土ではなく香港と澳門、両特別行政区である。

基本的に、自分にとっては中国で食べる現地の食べ物より、日本で日本風に改変された中華料理のほうがおいしい。パクチーに代表される、クサい食べ物が苦手なので…。
香港ではミシュランガイドにも載っているというレストランにも行ったけれども、正直日暮里駅前の中華料理店のほうが好み。

 


これまでの経験から全然食事には期待していなかったのだが、唯一の例外がある。それが腸粉。腸とついているが、内臓の腸とは無関係。単に形が腸に似ているからこの名前がつけられたそうだ。

こんなの




米粉で作った生地の中に、エビや肉を入れて蒸し上げた料理(中には皮だけで具がないものもある)である。点心の一種だが、ちゃんとしたレストランから町中の安い食事処、屋台までいたるところで食べることができる。
点心なので広東料理になるが、都市部ならどこでも食べられる。

まず、皮が米粉でできているため、 食べごたえがある。強いて例えると、ワンタンの皮のトロッとした感じと蒸しエビ餃子の餅感を兼ね備えている。
そして腸粉は円柱のような形状であるため、端から端まで具が詰まっており、おおいに満足感が得られる。

腸粉には醤油のようで醤油より甘いタレを掛けて食べるのが一般的なようだが、このタレもまたおいしい。腸粉を食べるとき以外このタレが出てきた記憶が無いので、実質腸粉専用のタレなのかもしれない。
点心には黒酢をかけて食べる派なのだが、この腸粉は酸っぱい黒酢ではなく甘いタレが合う。

とまあこんな絶賛したくなるくらい、点心に分類される料理の中ではもっともおいしいと思う。
だがどういうわけか日本の中華料理店で腸粉がメニューに有るのをみたことがない。

クックパッドでもたったの15件しかレシピが登録されていない。

 
点心の代表、小籠包も313件とおもったより少ない。
蒸し料理って少ないのかな


なぜこんな素晴らしい料理が日本にやってこないのか。
一応横浜中華街には腸粉が食べられるところもあるようなので(萬珍樓點心舗というところにはあるって)まだ食べたことのない人はこの素晴らしさを知ってほしい。

焼き小龍包が流行ったときと同じように、腸粉専門店とかつくったら流行るんじゃないだろうか。

だれかつくってください 🙏