「お金2.0」で最も重要なポイント

はじめに

先日の記事

k5trismegistus.hatenablog.com

で「負債論」を読み始めたと言ったけれども、実はこれ買ったのではなく荒川区図書館から借りていたもの。

7/13~7/21でトルコに1週間旅行に行っていたのだが、その間に返却期限がくるので半分ほど読んだところで一旦返却してしまった。改めて借りようとしたら2人位順番待ちになってしまったので、続きが読めていないんですごめんなさい 🙇

というわけで、その間お金関連で話題になっている「お金2.0」を読んでみた。

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

ベストセラーなので概略などは他の人にまかせて、自分が重要だと思ったポイントのみに絞って書きたいと思う。

ちょっというと、書いている人はアカデミックの人じゃく、更にいうとアカデミックの人をちょっと下に見ている感ある。 そして割と通俗○○学っぽい記述がふしぶしにある。「お金は物々交換から生まれた~」とかその代表。人によってはイラッとくるところがあるかもしれません。

消費経済と資産経済

第3章「価値主義とは何か?」の「資産経済の肥大化と金余り現象」のあたりに書いてあることだ。

資産経済という言葉は耳慣れない。検索してもあんまり一般的な言葉ではなさそう…。より一般的には「金融経済」という言葉で表されていそうだ。消費経済も実体経済ということが多いと思う。

お金の流れのうち、消費財やサービスといった、そのものがほしいから買うものの購入に関するものが消費経済、その他金融商品や投資用不動産など、お金を得るために買うものの購入に関するものが資産経済といえるだろうか。

出典が書いてないのがちょっと怪しいところだが、資産経済の規模は消費経済の10倍の規模があるらしい。とはいえ資産経済で動くお金は消費経済から得られるものなので、消費経済の動向が経済全体に与える影響は小さくない。むしろ消費経済の動向がレバレッジがかかって資産経済を動かしている。

貧富の格差が拡大しているというが、その富める者たちのお金はどんどんふえて使い所がないのだという。1人の人間の欲で使い切れるような額ではないのだ。豪邸!スーパーカー!クルーザー!みたいなの、1兆円あったらまったく懐傷まないよねと。世の中にはそれほどの金額を受け止められる商品は存在しない。 それこそイーロン・マスクみたいな世界を変えたい欲くらいじゃないだろうか、1兆円使い切れる可能性があるのは。

www.bbc.com

資産経済の金余り

そこで余ったお金は投資にまわる=資産経済に投入されるわけだが、そこに投下される金額はどんどん増えている。投資先はたりないくらいなのだ。

今は資産経済の世界ではお金の価値が相対的に低く、「それ以外」のものに思っても見なかったバリュエーションがつく。例にも挙げられているように、売上が20億円しかなくても、4億人ユーザーがいてコミュニケーションのインフラとして存在感のあったWhat'sUpは2兆円の価値がつきうる。 4億人のユーザーという直接お金になるわけじゃないものに対して、とても高い評価がついたのだ。

この今の世界の状況が、お金2.0に書いているなかでもっとも重要なポイントだと思う。

消費経済の中だけで生きていくのは辛い

消費経済のなかだけで生きるとはつまり会社(資産経済で商売している投資銀行とかを除いて)に雇用されて賃金をもらうこととそれに準ずる方法にのみ収入を頼ることである。しかし、特にしばらく先進国であったような国では消費経済のほうは成長がなく、さらに日本のような国では先細りになっていく。人口も減っていくので競争者は少なくなるかもしれないが、小さくなっていくパイを激しくとりあうだけである。

お金持ちになりたい、そうは言わずともせめてお金のことで悩みたくはないというとき、給料をあげようとか節約しようとかいうのは努力の方向が間違っている。金余りが起きている資産経済からどうやって自分にお金をもってくるのかを考えるべきだ。

読んでないけど、こういうことだと思う。

価値をもとう

そのために重要なのが、お金に直接換算できないものでもなんらかの価値をもつことである。「お金2.0」でも資本主義経済から価値経済へといったことが書かれている。

いくら金余りが起きているとはいっても、いきなり余ってるならくださいといってもらえるようなものじゃない。すでに余ってるんだから増えて意味あるの?という疑問もないわけじゃないが投資というのは慈善事業ではなく投資額より多いリターンが得られることを期待できるからするわけである。(もちろん、失敗することも多いが100%見込みがないものに投資はしない)

今はお金にはなっていないけど将来お金に替えようがあるなという価値をもっていないと投資は得られない。逆に言うと、何かあれば投資は引っ張りやすい時代でもある。

最終的には世間でよく聞く言葉にまとまってしまうけれども、「会社の外で通用する価値を持とう」ってことである。