9/10-9/16のアンテナ

[記事] グーグルは「URLがない世界」をつくろうとしている

wired.jp

この前友人と話しているときに、なぜ住所が必要なのかという話になった。結論としては、住所が唯一国民とコミュニケーションをPushする※ために利用できる公的なアクセス方法であるからという結論になった。 電話番号はかなり公共性が高いといえていたけど、携帯の普及によりちょっと公共性は低まったと思う。また、文書が送れないという難点もある。メールアドレスやLINEは完全に私企業のものである。

※窓口に来てもらうのはPull。

住所は郵便によってメッセージを国民に伝えるための、統治テクノロジーなのである。(赤紙は住所に配達された)

そのあとで話ははずみ、ブロックチェーン技術は、住所を不要にする可能性を秘めているんじゃないかという話になった。 国民全員がマイナンバーのような形で公開鍵暗号の鍵ペアを持っていて、秘密鍵がマイナンバーカードの中に入っている。そしてメッセージは宛先の人の公開鍵で暗号化され、その公開鍵=アドレスに紐づけられた形でブロックチェーンに書き込まれる。 で、そのメッセージは自宅のPCなりスマホなり、または公的機関に設置された端末で読むことができる。

こうなっていれば、住所なくとも国民にメッセージを伝えることができる。

https://gigazine.net/news/20160626-mongolia-three-word-address/

ちなみに、いわゆる住所の代替テクノロジーとしてはこういったものもある。

この記事自体は、URLではフィッシングは防げないしやめようという話だと思うんだけど、そもそも論として郵便のために生まれた住所をそのままアナロジーに使うのがもう古いんじゃないだろうか。

IPFSによる情報配信のような、アナログなアナロジーに頼らない配信方法がそろそろ受け入れられる時代がきている。