ASUS T100とTeclast X89にWindows10

もはや2in1とは何だったのかというくらいキーボード繋げっぱなしのASUS T100TAと逆にキーボード作ったはいいけどめったに接続しないTeclast X89にもWindows10は降ってきた。X89の方は多分自動アップデートの対象にはなっていないと思うんだけど、メディアクリエイションツールを使うとインストールできる。でもOSデータで数GB食うので、使い込んでる人はストレージ空き容量不足でアップグレードできないかもしれない。



  

ちなみに自分のT100TAは英語版Windows8.1、X89は言わずもがな中国語版Windows8.1が入っていたが両方ともアップグレードで日本語版Windows10になった。選択肢が出なかったので、「メディアクリエイションツール」の時点で言語が決まるんだと思う。

ライセンスは言語にかかわらず有効っぽいんだけれども、アップグレード前と後で言語が変わる場合半クリーンインストールになる。同じ言語でアップグレードするとインストールされているアプリケーションをそのまま保ったままアップグレード可能だけど、言語が変わる場合はユーザーデータこそ残せるもののアプリケーションはすべて消えてしまう。


T100TAについては、間違いなくアップグレードしたほうがよい。
Windows10にアップグレードしてからスリープ中バッテリーが消耗する現象が起きなくなった。この不具合は2chでも多数報告されているが、少なくとも自分の場合アップグレードで直った。

さらに10ではwimbootが採用されたので、システムのディスク使用量が減っている。
それと画面が小さいので仮想デスクトップがようやく使えるようになって便利。(仮想デスクトップってXerox PARC時代からあるらしいですね。実用化はAmigaかららしい。)
ほとんどのドライバは入れなおさなくても動くけれども、トラックパッドドライバだけは入れなおさないと動かなかった。(http://support.asus.com/download.aspx?SLanguage=en&p=3&s=580&m=T100TA&os=40&hashedid=tCFbJFp0VNdPFKqP

トラックパッドが小さいので四本指ジェスチャ(仮想デスクトップの無効化)と三本指ジェスチャ(アプリスイッチ系)が混同されやすいので、使わない三本指ジェスチャを無効化したい。でもASUS SmartGestureは三本指ジェスチャと四本指ジェスチャは一括設定になっていて個別にオン・オフできない。
レジストリの中を探してみると、HKEY_CURRENT_USER\Software\ASUS\ASUS Smart Gestureにジェスチャー個別の有効/無効設定があるみたいなんだけれどもいくら変更しても再起動すると元に戻ってしまった。残念…。


X89については微妙なところで、Windows10自体タブレットUIにふれすぎたWindows8.1からデスクトップUIへの揺り戻しという感じなので、タブレット用のUIとしては8.1のほうがよかったと思う。一応Windows10にもタブレットモードという機能はあるんだけれども、端的にいって使えない。
X89のWindows8.1 with Bingはwimboot採用だったのでディスク使用量での優位性もない。

ただし全くダメだというわけではなく良い点もある。それがEdge。これまでもタッチ操作で快適に使えるWEBブラウザといえばMS謹製のものしかなかったわけだけれども、それが進歩してくれたのでよかったですね、という感じ。

あと、画面サイズが10インチより小さいのでモバイル用のOfiiceであれば無料で使えるようになる。(10.1インチ以下なら無料、という情報が多いけどT100TAじゃ使えない…)
アップグレードすると傾きセンサーが動かず画面が回転しなくなるのでドライバーを入れてレジストリも書き換える必要がある。レジストリの値書き換えとかは面倒なので http://pan.baidu.com/s/1qWHixGC この怪しげなアーカイブを使った。