Booky pro ヒンジ改造&軽量化

スペーサーをかませてGALAXY Note3で使う予定のiPad mini用キーボード。
あきばお~で2780円だったのだが、後で調べるとJTTのBookey proと同等品らしい。

JTTのサイトには以下の様な文言が書いてある。

最近、Amazon等において弊社限定の製品名を名乗り、販売している悪質な業者が増えております。 このような業者が販売している商品は、弊社とは一切関係ない偽物または粗悪な類似品となります。このような商品を使用されますと、トラブルの原因になるだけでなく、最悪iPad miniを破損してしまう可能性がありますので、絶対使用されないようご注意下さいませ。

中国からOEM品を買ってきて自社ロゴ入りのマニュアルつけて売ってるだけなのに何をいうかという感じ。「粗悪な類似品」も基本的にはBookey proと同等品なので安心して買って大丈夫。もしかしたら選別品がBookey proで、品管で落とされたのが「粗悪な類似品」として売られている可能性も否めないし、日本語の説明書がついてないと困るという人もBookey proを買えばよい。

最近テレビをザッピングしているときにNATIONAL GEOGRAPHICから買った映像を「世界初密着!」とか銘打って流している番組をみたが、それと同じような感じだ。

ということはおいといて、このBookey proはヒンジがあまり開かない。
だいたい120度くらいしか開かないのである。いや、115度くらいか。

明日から旅行なので、スペーサーづくりのような材料も時間も必要なものは帰ってきてからやることにしたが、ヒンジの改造だけはちゃちゃっとできるかなと思って180度近くまで開くように改造してみた。
用意するものはダイヤモンドビットつきのリューターとドライバーだけ。

まずはネジを全部はずしてカバーをはずす。
するとおもりが入っていた。
iPad miniをさして使うぶんにはこれくらい入っていないと後ろに倒れてしまうのかもしれないが、おそらくいらないだろうと思ってはずす。
(それぞれの公称重量はiPad miniは308g、iPad mini retinaは331g、GALAXY Note3は172gなので、スペーサーを加味してもいらないかなーと。もし倒れるようならまた戻せば良い話だし)

ここまでは説明しなくてもできるよね?

そして、肝心のヒンジをとりはずす。

いちおうQC passedシールが貼ってある


先にiPadを挟む部分を外しておいたほうが作業しやすい。
そしたら、ヒンジについているストッパーを削っていく。

 

黄色い丸をつけたところにある出っ張りが回転角を制限しているので、この出っ張りを削りとる。
実は金属をリューターで削るのは初めてだったので10分位はかかるんじゃないかと思っていたのだが、1分あれば十分だった。(ビットもあきばお~で安売りされてたやつ。あきばお~さまさま。)

削りとった跡が残っている


そうしたら、分解した工程を逆にたどって組み立てる。
筐体の形状からも回転角の制限 をうけるので180までは開かないのだが、170度くらいは開く。ひざ上で使うときでも十分だと思う。

スペーサーが完成していれば、実際こんな感じというイメージ写真を載せることができたのだけれども。

最後に注意。
・この改造をしたBooky proにiPad miniをさして使うと多分うしろに倒れます。
・GALAXY Note3だとなぜかJIS配列キーボードとして認識される。バニラなAndroidの設定画面ではハードキーボードの配列に関する設定があるのだが、GALAXY Note系にはそれがないので設定を変えることもできない。