読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

GAME ON ゲームって なんで おもしろい? @日本科学未来館

感想/イベント類
お台場の科学未来館で開催されているGAME ONという企画展に行ってきた。
「世界200万人が熱狂したゲームの展覧会 お台場上陸」とのことなので、恐竜展とか人体の不思議展みたいに世界中を巡業している興行みたい。
 
ゲームがなんで面白いのかを考えさせる展示にはなってない気が。
正直単に並べてるだけ感はある。

70年代の黎明期のアーケードゲームから昔の大型筐体ゲーム、各種家庭用ゲームまで多くのゲームを動く状態で展示しているのが特徴。

ただ結構セレクトに偏りがあるような気がして、アーケードゲーム/大型筐体ゲームは古いものばかり。また大型筐体ゲームといってもせいぜいアフターバーナークラスで、戦場の絆とかスターホースとか超大型筐体はない。最新のものでも2001年のパワースマッシュ2だろうか。また携帯機はあんまり重視されてない感じで、 PSPもDSも見かけなかった。(VITAと3DSはあったが)プレイアブルだったのは専用機(パックマン"だけ"できる機械とか)3、4種類と3DSPSVITAワンダースワンだけだった。ゲームボーイじゃなくてワンダースワンというのが謎。携帯ゲームは日本以外ではそんなに人気がないというので、それを反映しているのかもしれない。

実機プレイアブル展示品の中で最古なのは1979年のルナランダーアステロイド。(PONは触れるのは移植版?で実機は展示のみ。世界初のアーケードゲーム機だというコンピュータースペースも展示のみ。)移植版まで入れれば世界最古のコンピューターゲームソフトといわれるスペースウォー!がプレイ可能だった。(なぜか画面以外が隠されていたので詳細は不明だけど、おそらくVectrex移植版)
こんなのよくまだ動くなーと、すこし感動。半導体部品はともかく、画面がまだ映ることがすごい。ベクタースキャンのゲームなんか初めて見たんだけども、ほんとに画面に光が絵を描いているって感じなんですね。どんなにドットが細かくなってもラスタではあの味は出せないだろう。ブラウン管がいつまで持つかわからないけど、長生きして欲しいですね。


アーケードゲームの筐体の形状は興味深くて、展示されているものは基本的にアップライト筐体、つまり立ってプレイするようになっている。
そういえばポスタル2に出てくるゲームセンターもみんな立ってプレイしていた。

アメリカのゲームセンターのイメージってこんな感じよね

現在日本でアーケードゲームというとミディタイプ筐体が主流だけど、この形状の変化には理由があるのだろうか。格闘ゲームシューティングゲームのような腕前があれば1クレジットで長時間遊べるタイプのゲームが生まれたことによるのかもしれない。はたまたこの現象は日本限定で、日本人が長時間立っているのを苦手としているからかもしれない。


家庭用ハードの展示では、日本の展覧会じゃないからか日本では売ってないようなハードも。本物のATARI JAGUARを初めて触ってきた。(たしかにコントローラーは握りづらくてひどいものだ)一方でPC-FXなんかはなかったと思う。逆に言うとぱっと言われて名前と見た目が思いつくようなゲーム機はPC-FX以外全てあった(SUPER 32Xなんかはなかったけどあれは拡張機器扱いなのでノーカウント)。
もちろん3DOもあったし、さらにシンクレア・スペクトラムとかいう僕ですら聞いたこと無いハードが…。

ただ、残念だったのは一番の売りがPSVRなのに先祖?ともいえるバーチャルボーイがなかったこと。協賛企業にPlayStationSCEじゃなくて?)はあるけど任天堂はなかったので、家庭用ゲームにVRを持ち込んだのはソニーが初めて、という印象操作?と思った。ま、バーチャルボーイは3DだけどVRとはいえないか…。


展示全体を振り返って思うに、もう「テレビゲーム」の時代は終わりだな~と。昔のアーケードからPS4まで長いゲームの歴史を見たわけだけど、進化を感じるのはせいぜいPS2くらいまで。それ以降は改良こそされてても進化と言うには足りない。

最初の頃はインターフェースも多種多様だったのが徐々に淘汰されて家庭用のコントローラー、アーケードのスティック+ボタンへと収束していく、一方でハード性能の進化によって新しいゲームジャンルが生まれるというのは終わりが来たんじゃないかと思う。
もしもしゲーのすごいところは別に面白いとか楽しいとか思ってなくてもゲームに拘束する手法を編み出したところだけど、それは進化とは言いたくない。

一方のVRのほうはまだ誰も遊んだことのない世界が広がっているわけだし、時代はこっちに行くに決まってる。仮に核戦争が起きて全人類が滅亡するとかしないかぎりVRは確実にくるだろう。

正直ゲームという題材を科学館の展示に落とし込めてなくてただゲーム機がたくさんあるだけ感は否めなかったけど、だとしてもこれは行く価値あり。ほんとに機械遺産レベルのものが展示してあると思うし、PSVRの体験が出来るだけでも1500円の価値はある。
まぁゲームがなんで面白いかは、家に帰って自分で考えましょう。